劇場心有




不安と期待とが綯交ぜになった状態で観てきました「劇場版ハートの国のアリス」。
本当は昨日の最初の上映に行って来たんですが、昨日は感想書く余裕がなかったので今日になりました。
劇場は見事に女性ばっかりでした。うん覚悟はしてた!!!
あと小中学生がちらほらいたんだけど…あれ原作CERO-C…。映画そのものは全年齢対象だから何の問題もないんですけどね、ただの僕の老婆心なんだけどね!
まあ、堂々と「俺モンハンやってるぜ!!」って言っちゃう小学生よりはマシ…なのかな…うん…う、うん…。

よい子のみんな!年齢制限はちゃんと守ろうぜ!おにーさんとの約束な!!


【総評】
ところどころ不満はあったものの、全体的にはスピード感があって丁度いい感じだったかなと。但し原作プレイした上での感想なので、果たして未プレイの人がどこまで楽しめるのかと言われると首をかしげてしまう。ただのゲーム宣伝映画(=分からなかったらゲームしてね!!)という感は否めず。
話としては、ゲーム版「ハートの国のアリス」に「ジョーカーの国のアリス」のジョーカー関連の要素をエッセンスとして付け加えた感じ。「ジョーカーの国のアリス」の季節ネタは出てこないし、「クローバーの国のアリス」に至っては会合服以外一切ない。つまりピアスとグレイはお休み。


(以下ゲーム本編も含めネタバレ有)

【構成】
OP…と見せかけてクインロゼロゴ(しかも2回)→プロローグ→OP→キャラ紹介→本編→ED1→エピローグ1→ED2→エピ2→END..?の文字。
エンディング引っ張りすぎ。

プロローグでしょっぱなから???が観客の頭から飛び出すよ!多分!少なくとも僕は一瞬混乱した。
突然追われるディー&ダムとドレス姿のアリスで始まり、脈絡もなく回想に入って何故追われる事になったのか、という説明に入り、それがおわって本筋に戻ったかと思いきや今度はハートの国に連れてこられた経緯が語られて…と兎に角話があっち行ったりこっち行ったりする。ストーリー全部頭の中に入ってる人はテンポがよくて楽しめるだろうけど、正直一見さんには優しくない入りじゃなかろうか。
OP前は追われるディー&ダム&アリスだけで纏めて落ちるとこでOPに突入、ディー&ダムの活躍を見せながらOP流し、明けて舞踏会のシーン、城の庭でペーターが「帰らないで下さい」と言ってからハートの国に連れてこられた経緯、という感じでいい気がする。

OP終わって本編入り(もしかしたらOP前だったかも…)トランプのカードシャッフルによって色んなイベントを区切ってる…のは分かるんだけど区切りの筈のカードシャッフルのシーンが冗長すぎる。いっそ神経衰弱みたいな感じでめくったらこのイベント、めくったらあのイベント、という位でよかったんじゃなかろうか。あれじゃただの尺稼ぎにしか見えない。

本編は割といい感じだったんじゃなかろうか。いきなりシーンが変わったりするのも「時間がバラバラな異世界」らしく、テンポもよく、といった趣きで。

ED1(男性ボーカル)後にエピローグ、の後にもう1回違うED(ゲームのOP曲)が流れてもっかいエピローグが流れてやっとおしまい…かと思いきや「END.」のピリオドが「?」に変わって今度こそおしまい。
長い。


【脚本】
アリスの「現実の世界に帰るべきか否か」という葛藤を主軸に、役付き同士の関わり合いを見せつつビバルディとブラッドの関係を通してこのハートの国の種明かしをする…つもりだったんだろうけどぶっちゃけ種明かしになってない。
独立した映画作品として
 ①アリスが元の世界に帰る為の鍵はガラスの小瓶に入った薬の量
 ②小瓶の薬はアリスの「帰りたい」と思う心そのもの
 ③ハートの国の住人の正体は時間そのもの
 ④ハートの国の住人は心臓の代わりに時計で動いている
という4点(最悪③と④)は観た人誰にでも分かるようにしないといけないのに、肝心の③と④が疎かになってる…というか雰囲気描写としてあるだけで、誰かの口から語られる事もなく実際にアリス(≒観客)がその場面に遭遇する訳でもなく終わってしまうのはどうなんだろう?作品として成り立ってる気が全くしないんだが。少なくともトランプシャッフルさせてる暇があったらその事をもっと重点的に語るべきだとは思う。

それに関連して、ビバルディとブラッドの関係も…キャラ萌えカプ萌えは出来るんだけど、肝心の設定が結局何も語られてないよね?「役付きで、敵対関係にあるもの同士は仲良くしてはいけない」「役付きは常に12人いなければならず、殺されたり死んだりで減った場合は顔なしから選ばれる」っていう点が明確にされてない所為で、なんで幼少期ブラッドは顔がぼやけてるのかがわからないんじゃないかな。
ナイトメアにブラッドとビバルディが姉弟だとばれてるのも謎(ゲームのハトアリではばれてない)。

そして④が語られていない所為で、ユリウスがただの時計職人になっている…。入場特典冊子にある漫画(ジョカアリ漫画)みたいに、時計=心臓→ユリウスはそれを直すから別名「葬儀屋」→時計が直ると持ち主も復活(但し別人になる)とすれば一気に③と④が解説出来てしまうんだけど…無理にジョーカー出して尺伸ばすよりは、そっちの方がずっとよかった気がする。
時計が心臓だと明示されてない所為で、マントを羽織ったエースがなんで血みどろの時計を持ってたのかもよくわからないし、最後のアリスの家の庭に散らばるトランプに混じった時計が何のことやら?という状態になってるし。

ジョーカーについて言及したお陰で今重要な事に気付いたが、ハトアリメンバーにジョーカー出すと役付き13人になるんだけどどゆこつ。12じゃなきゃいけない理由が確固としてあるのに公式がそれ破ってどうすんだよおおおおおおおお!!!!それとも王様は役付きじゃないってか!ただの役なしだってか!!じゃあなんで顔があるんだよだったら王様出すなよおおおおおおお!!!!!!どうせ空気なんだからよおおおおおおお!!!!!舞踏会なんか完全モブじゃねーか!!!!!!
ゴメンナサイ落ち着きます。

個人的に、ハトアリに嵌ったきっかけが「住人は時間そのもので、時計によって生かされている」という設定の部分なので、「キャラが動いてるキャーキャー!」よりもストーリー重視である事に期待していたし、その分裏切られた感も否めないというか。

他にも色々感想突っ込みたいところはあるものの、取り敢えずこんなもので。


【作画】
特に大きな作画崩壊はなし。キャラデザが漫画の人でゲーム立ち絵の人じゃなかった分、面長で凹凸のない体格ではなかったのが幸い。なんていうんだろ…ゲームの絵は全体的に固いのが…うん…。


戦闘シーンはイマイチ動きが足りないというかカメラ固定しすぎ・主観カメラ多すぎ。まあ作画大変なのは分かってるけど!分かってるけどもっと派手なアクションとか入れて欲しかった。それがハトアリの魅力の一つ(乙女ゲなのに血生臭い)であるわけだし。
シャンデリア上の戦闘シーンは…エース(とアリス)が違うシャンデリアに飛び移った瞬間に、ペーターの乗ってるシャンデリアが大きく傾ぐべきじゃなかろうか、物理学的に考えて。あとシャンデリア戦最後の方で長いシャンデリアの端の方に行くに従ってシャンデリアが傾く描写もあった方がもっとスリルが出るんじゃないかな。まあ十数階はあるであろう場所から飛び降りてクッションも無しに「シュタッ」という効果音だけで着地出来ちゃう世界だからね!多分きっと不思議重力が働いてるんだよね!!

重力と言えば、ボリスのファーは天女の羽衣か何かですか?それともワイヤー入り?なんでふかふかもふもふのファーが空中に浮いてるんだよおおおお風になびいてる訳でもないのにさあああああ!!!!
見た瞬間噴出しそうになったわ。

時間帯が変わる瞬間の描写も…なんかすごく陳腐でダサい。その「しゃらんら」いらないから!なくていいから!


【キャラ】
アリス:くぎゅかわいいよくぎゅ。くぎゅアリスになら殴られても構わない!!
ロリーナ:冒頭のアレだけじゃまるでロリーナが人の話を聞かないゴーイングマイウェイな人みたいじゃないか!
ペーター:人間ver.とウサギver.の二重音声おいしいれす
ビバルディ:幼女ビバはわらわ口調じゃなくて普通のわたくし敬語口調でよかった気がする
エース:「え?何?君も欲しいの?顔なしの癖に図々しいなあ」が全てを物語ってる
ブラッド:その膨らんだ二の腕には夢と希望がつまっているんです?
エリオット:「俺はウサギじゃねえ!」が欲しかった(あれ言ってたっけ?)
ディー&ダム:冒頭の活躍がよすぎる分、後は殆ど空気でしたね
ゴーランド:ゴーランドさんなんで舞踏会来てないのん…?
ボリス:猫缶を律儀に食べるボリスが可愛い
ユリウス:目元ピクピクのシーンがよかったです子安ウウウウウウウウウウウウウウウ
ナイトメア:吐血マダー?(チンチンッ
ジョーカー:あ、はじめまして(ジョカアリ未プレイ)

王様:役付きにも関わらずキャラ解説すら入れてもらえなかった王様マジ王様



なんだかんだ色々突っ込んだけど、もう1回観に行く予定です。今度は何も考えず純粋に楽しみたいなあと。
リピート特典のトランプが目当てだなんてソンナマサカハッハッハ

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