富竹次郎



本当は最初に上げた3ページだけ(現在は“鷹野編”という形にしています)で終わるつもりだったのが、いつの間にやら妄想が破裂し(最早膨らみきった)、続きを書いてしまいました。
取り敢えず構成は“鷹野編”、“富竹編”、“入江編”の3部編成にする予定です。
今日は“富竹編”を追加。
ひょっとしたら“入江編”の後も続く・・・かもしれないです。それは“入江編”を書いてからのお楽しみという事で。
行き当たりばったりはデフォルトです。


そして例によって例の如く“ひぐらしのなく頃に”個人的考察・・・という名の妄想。
続きを読むのは、出来たら“狂想の晩餐”の“富竹編”を読んでからの方が良いかと思います。

(以下ネタバレ有)。


富竹ジロウについて。
祭囃し編を読了した時点で、僕はそれ程この人物に大きな印象を抱いていなかった。
しかし“狂想の晩餐”を書いてから一転、彼のキャラクター性を考えるまでに至った。

(ここで注意点として述べておきたいのは、“狂想の晩餐”では富竹に抱かれると必ず鷹野の夢見が悪くなる、としましたが、これは誇張表現です。原作に於ける鷹野はそんなに不安定な性格ではないと思います。あくまでも想像、妄想の範囲内ですが。
でも、一度か二度は富竹の隣りで過去の悪夢に魘された事があったのでは、と思いそこを強調した形で“富竹編”を書きました。
二次小説を書くに当たって自分が一番気をつけているのは“オリジナルの設定・世界観・キャラクター性を遵守する”という事です。それを敢えて破ったのはこれが初めてです(いや、正確に言うならば“月の袂にて鬼の宴す”も充分世界観・設定を破ってますが、まあそれはパラレルという事でご勘弁下さい)。それでも書きたいものが、そこにはありました。それに関しては“入江編”で描いていく予定です。)

“富竹編”で述べたのは、富竹が実は鷹野の真意(鷹野が富竹を本当に好きなのではなく、ただその立場を利用する為に身体を開いた)を理解していたのではないだろうか、という事である。祭囃し編で自らを冷静に(でもないが)判断しているように、富竹はもてない。それはもう残念な位にもてない。かわいそかわいそです、あうあう★と冗談は横に置いて、だからこそ鷹野が自分を好きになるなんて有り得ない、と理解していたのではないだろうか。そして鷹野が自分に近付いたのは、単に自分の立場(入江機関、即ち己の研究内容への監査役)を利用する事で少しでも優位に立ちたいからなのでは、と思い至っていたのではないだろうか。
勿論この時はまだ研究が3年で打ち切られる事も決定してはおらず、緊急マニュアル発動云々も関係ない。鷹野自身にとっても“少しでも研究が有利に進められるなら”と、その位の感覚で富竹に近付いたのだろう。

鷹野の真意を知りながらそれでも愚鈍で愚直であり続けたのは、或いは目を耳を塞ぐためだったのかもしれない。鷹野に心底惚れている富竹が、その鷹野を抱く理由が欲しかったのかもしれない。
山狗によって囚われた富竹は鷹野と語る。その内容は、あまりにも痛く、辛い。
そして鷹野は思いを、想いを吐露する。
思うに、富竹が愚鈍で愚直なままに鷹野との交際を続けていたのは、事実から目を背けた結果なのではなく、鷹野の庇護者たろうと努力した結果なのではないだろうか。

全ての仮面を剥いで1人の男と1人の女として初めて対峙するのがこの小会議室での場面である。
鷹野は全てを打ち明け、富竹に手を差し出せと要求した。が、富竹は最後まで鷹野の手を取る事は無かった。それは手を振り払ったのではない。富竹をも巻き込んでそれでも堕ちようとする鷹野を救いあげる為の、精一杯の努力なのである。
求められた事に喜びを感じつつ。
鷹野が己へ手を差し伸べてくれた事に感謝しつつ。
それでもその手を取らない事でしか、鷹野が正しい道に戻る助けにならない。
泥濘から誰かを救い出すには、泥濘に入らず、大地に立っている必要がある。
安易に溺れる者と同じ立場になってみても、2人仲良く溺れるだけでしかない。
ならばその場限りの慰めなど、差し伸べる手など、微塵程も価値はない。
それを理解しているからこそ、富竹は手を差し伸べる事も、鷹野を引き止める事もしなかった。

そうして、富竹は、鷹野が己の願望に気付いた時、初めて贄の壇上という泥濘の中から差し出された手を力強く握るのである。


・・・御免なさい飲んでいる所為か眠い所為か文章が飛び飛びです。多分理解不能な内容になってると思います。御免なさい。

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