棕櫚生誕

「何ですの新さん畏まって。」
「いややっぱり怒っていらっさるのかなあとですね・・・。」
「怒っていませんわ。新さん、どう致しましたの急に?」
「・・・・・・・・・・・・・・・取り敢えずその“百足女郎”引っ込めてクダサイ。」

「という訳で“棕櫚さまお誕生日おめでとうございます”企画です!」
「因みに、わたくしの本当の誕生日は2月28日ですわ、そこの所お願い致しますわね?」
「ハイ御免なさい棕櫚様親ばか同盟会長の米伍舞荷様に言われるまで棕櫚様のお誕生日をすっかり忘れていました勿論企画なんて計画すら立てていませんでした本当に申し訳ありませんでしたぁ!!!」
「よろしい、ですわ。・・・で?」
「で、とは?」
「・・・どんな企画ですの?」
「あああああその“八又大蛇”も止めてください蛇は嫌いではないですがその詩魔法は止めてくださいいいぃぃ!」
「ど ん な 企 画 で す の ?」
「あああはい!今回はこの店に来る事にしました!」
「ふむ・・・“マウンテン”・・・喫茶店ですの?」
「ふふ・・・ただの喫茶店ではありませんよ。」
「?ではどんな・・・」
「おっとそこから先は入ってからのお楽しみ!」
「って、席待ちの列が外にまではみ出してますけど・・・?」
「ふっふっふ、そこがマウンテンですよ棕櫚様。」

――10分経過――

「ふう、やっと座れましたわ。」
「でも今日はまだマシな方だそうですよ。」
「そもそも何で喫茶店に入るのにあんなに待たなければならないんですの?」
「それだけ人気って事だ。」
「あら新さんの口調が元に戻りましたわ。」
「いい加減棕櫚相手に敬語疲れた。っと、詩魔法は止めてくれよここは店内だ。」
「むむ、仕方ありませんわ。ではまた後で・・・。」
「それより早くメニュー開け。」
「喫茶店にしてはずいぶんと種類がありますのね。」
「それがこのマウンテンの売りだそうだ。」
「むーどれにしようかしら、ですわ・・・。」
「決まったら教えてくれ。」
「では“焼きピラフ”にしますわ。」
「じゃあ注文取るぞ。」
「ところで・・・。」
「何だ?」
「あそこの壁に貼ってあるマーボー丼のイラスト・・・。」
「ああ、あれがどうした?」
「何か白い物体が乗っている気がするのですわ・・・。」
「安心しろ、見間違いでは無い。」
「あれって一体・・・?」
「マシュマロだ。」
「・・・・・・・・・・・・。」
「・・・その、“無言でプチ詩魔法”は止めてくれ無駄に怖い。」
「だって新さんが変な事言うんですもの。」
「真実を述べたまでだ。」
「・・・え?」
「あの“甘口マーボー丼”はな、ナスとマシュマロとコーンフレークを乗せて、その上から黒蜜をぶっ掛けたというとてつもなく強力な一品だ。」
「・・・は、吐き気がして来ましたわ。」
「トイレは目の前だ安心しろ。食べていくと丼の底に黒蜜にまみれたご飯が・・・。」
「いやあああ聞きたくありませんの!!!」
「棕櫚は甘いもの基本的に嫌いだもんな。っと、来た来た。」

抹茶小倉

「・・・・・・。」
「さて、頂きます。」
「・・・・・・あ、新さん?」
「なんだ?」
「な、何でスパゲティの上に生クリームが乗ってますの?」
「マウンテンだからだ。」
「説明になってませんわーーーーッ!!」
「仕方ないだろう。他にどう説明しろと・・・。」
「これは、何ですの?」
「甘口抹茶小倉スパ。」
「そのまんまですわね。」
「だから説明のしようがないと・・・。一口食べるか?」
「な、生クリームをどけて食べれば・・・・・・。――――!!!!!!!!」
「うむ、中々上手い。」
「ごほっげほげほっみっ水!水を下さいですの!!」
「ほい。だから言ったでしょうに“甘口抹茶小倉スパ”だと。」
「め、麺が抹茶味ですわーーー!!」
「うんそうだね。」
「あ、新さん本当に美味しいと思っているんですの?」
「だからこうして食べているんじゃないか。」
「ああう本当に吐きそうですわ・・・なんだか妙に油っぽいですし・・・。」
「それもマウンテンの特徴だ。とにかく油っぽい。というか、脂ぎっている。棕櫚が頼んだ焼きピラフ食べてみ?」
「・・・美味しい、ですけどやっぱり油が・・・。」
「そういう事だ。ちょっと寄こせ。・・・ふむ、たこ焼きみたいな味だな。」
「でもたこ焼きこんなに油っぽくないですわ。」
「それを言ったら蛸だって入っていない。まあ別に“たこ焼きピラフ”とは言っていないから当たり前だが。」
「・・・あう、新さんそのゲテモノ食べながら喋るの止めて下さいです・・・。」
「ゲテモノ呼ばわりするな。量は多くて油っぽいが中々上手いんだぞ。・・・まともに完食出来そうにないが。」
「完食出来たら“百足女郎”を差し上げますわ。」
「なんで詩魔法で攻撃されなきゃいかんの俺?!」

――15分経過――

「・・・さ、流石にもう駄目だ。抹茶味の麺が口の中で暴れ出した。噛む度に脳まで衝撃が走る。」
「だらしないですわね。」
「全部食べきれないからって焼きピラフ半分よこしたの誰だ。・・・すまん作ってくれた人には申し訳ないがギブアップだ。」
「では食べ切れなかった罰として・・・。」
「う、詩魔法は本気で止めてくれ。今喰らうとリバースする・・・。」
「・・・仕方ありませんわ。ではまた明日に。」
「どうあっても喰らわせるのか。と、言うわけで以上“マウンテン”登山レポートでした。」
「私の誕生日企画はどうなったんですのーー!!」

  喫茶マウンテン

はい、という訳で“マウンテン”、行って来ました。
甘口抹茶小倉スパ、結構美味しかったんですが如何せん麺が異様に太いのと量が多いのと油っぽいのとで完食は無理でした・・・。
今度は普通のメニューで食べに行きたいです。でもおしるこスパも気になる・・・。

あ、今日カード探偵団の殿堂入り確認しました。結局ラストで躓いて10位には全く手も届きませんでした。まあ100位以内には入れたからよかった、かな?


*拍手返信
・3月2日のらぎ様
おお!半復活おめでとうございます!長い間更新が無かったので体調を崩されたのかと心配していましたが、お元気な姿(?)を見られてほっと致しました。
ジェイムスン社長の年賀状風ポストカード、まだ10枚程残ってますので宜しければお送りしますよー。

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